夏のダメージを防ぎましょう

夏になると髪がパサついたりカラーの退色が早かったり、頭皮が痒かったり抜け毛が増えてきたりしませんか？

夏は特に髪や頭皮が傷みやすい季節です。

夏のダメージの主な原因は『紫外線』『汗』『クーラー』です。

・紫外線→紫外線は細胞の老化の原因となる活性酸素を発生させます。
髪の毛に紫外線が当たり活性酸素が発生すると髪のメラニン色素が分解され髪が明るくなり髪が日に焼けた状態になります。
内側の髪の毛より表面の髪の毛が明るくなってしまう方いませんか？思い当たる方は髪の毛が日に焼けているサインです。
メラニン色素が分解されると髪の中にメラニンホールという穴が開き、そこがダメージを起こしてしまいます。
また活性酸素が髪の毛の主成分であるケラチンタンパク質を酸化分解してしまいます。
つまり、髪の骨組みがボロボロになってしまうという事です。

頭皮に紫外線が当たると肌のコラーゲン等の水を抱え込むタンパク質が壊れてしまいます。
加齢とともに肌が老化していくのはコラーゲン量が減少していくのが原因、つまり紫外線が肌に当たるという事は皮膚の老化を助長している事になるのです。
頭皮の水分量が少なくなると白髪や抜け毛の原因にもなりますし、顔のたるみの原因にもなります。
また分泌された皮脂を酸化させて過酸化脂質という悪玉の脂を作ってしまいます。
過酸化脂質は皮膚トラブルの原因になるだけでなく髪の毛の成長を阻害してしまいます。

・汗→汗には塩が含まれています。
塩によって髪の水分が奪われてしまったりキューティクルが傷ついたりしてしまいます。
また、普段あまり汗をかかない方がかく汗はアルカリ性でアルカリ性の汗が髪の毛につくと髪の毛が弱い状態になってしまいダメージを起こしやすくなってしまいます。
水分が奪われアルカリ性に傾いた髪が衣服との摩擦や紫外線が当たりさらにボロボロになってしまうのです。

また、頭皮は汗をかくことにより菌が繁殖しやすい環境になります。
汗が毛穴から出た皮脂と混ざり合いさらにホコリなどと混ざって固くなり頭皮から落ちにくい状態で酸化してしまうと様々なトラブルの原因になります。

・クーラー→紫外線や汗で弱り乾燥した髪や頭皮をさらに乾燥させてしまい、紫外線や汗のダメージをより助長させてしまいます。

このように夏は髪が傷む事だらけなのです。

夏のダメージを防ぐ為には…

・紫外線対策→頭皮にも髪の毛にも日焼け止めをつけましょう。
頭皮から髪の毛まで全体に使えるUVカット効果のあるスプレーや抗酸化作用が強いアウトバストリートメントもあります。
そして、帽子を被れる時はなるべく帽子を被りましょう。

・清潔に保つ→汗をかいたあとはなるべく早く適温のお湯（36〜38度）で洗いましょう。
その日の汚れはその日のうちに落とすのが大切なので、夜のうちにシャンプーは終わらせてください。
時間が経つと汗は皮脂と混ざり合い固まって落ちにくくなります。
また酸化して過酸化脂質に変わってしまうと抜け毛や白髪等の様々なトラブルの元になってしまうので落ちやすい夜にシャンプーするのが適切です。
また朝シャンプーしてしまうと皮脂の保護膜まで落としてしまい、そのまま外に出ると紫外線の影響をダイレクトに受けてしまい頭皮にかなりの負担がかかります。
頭皮が老化してしまうので絶対やめましょう。
どうしても朝洗いたい場合はお湯洗いだけにするか、外出の3時間前までにシャンプーを終わらすと皮膚の保護膜が再生できるので（個人差があります。年齢を重ねる程、保護膜の再生は遅くなります。）早起きをして家を出る最低3時間前にはシャンプーを終わらせてください。

・ホームケアとサロンケア→夏のダメージは頭皮も髪の毛もとにかく乾燥します。
夏だけにら限らず、頭皮も髪の毛も保湿がとても大切です。
保湿力を高める頭皮用美容液やシャンプー、トリートメント、アウトバストリートメントを用いて毎日のケアをしっかり行いましょう。
美容室で行うケアメニューもとても効果的です。
トリートメントを始めヘッドスパや頭皮用トリートメント、エステなど様々な対策メニューがありますので、困った時はご相談下さい。

・その他→プールや海水もダメージの大きな原因になります。
入った後はなるべく早く水で洗い流し、毎日のケアにも力をいれましょう。

夏のダメージは秋にさらに表面化してきます。
楽しく綺麗に夏を過ごす為に、そして次の季節も綺麗に迎えれるよう夏のダメージ対策をしっかり行いましょう。

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