薬剤を使用する技術で100%の安全はありえません
最近151eに初めてご来店されるお客様で
『どんな傷んだ髪でも綺麗なパーマをかけれます』と言われ、パーマをかけてもらったけれどパーマがまったくかかならくダメージがひどくなっただけで終わってしまったり、『ウチのカラーは絶対頭皮がしみたりする事はありません』と言われ、カラーをしてもらったけれど、結局しみてしまい数日間頭皮がかぶれてしまった方など、『絶対綺麗になります』『安心です』と言われ施術を受け頭皮や髪の毛がトラブルを起こしてしまったお客様がとても多いです。
まずはじめに断言します、タイトルにもなってますが薬剤を使用する技術に100%の安心はありえません。
確かに近年の美容師の技術、使用薬剤の進化の度合いは素晴らしく、昔では太刀打ち出来ないような状態の髪の毛へ施術出来るようになっているのは事実です。
しかし、髪の毛の形や色を変えるにはそれ相応の刺激が頭皮や髪の毛に加わってしまい、その刺激を0にする事は残念ながら現時点での美容技術では不可能です。
パーマは髪の毛の主成分であるケラチンタンパク質の骨組みのような部分『S-S結合』という場所をパーマ剤で切り離し形を変え繋ぎあわせる事を行います。
このS-S結合はダメージ、紫外線、加齢等、様々な原因で減少していきます。
S-S結合が少なくなった髪の毛にパーマをかける事はとても難しく、見極めが出来ないとただお客様の髪の毛が傷んでしまっただけで終わってしまいます。
カラーも、最近は『植物の力で染めます』『お茶の力で染めます』など、いかにも優しそうな響きのカラーリングメニューが多く見受けられますが、髪の色を変えるという事は最低限のリスクは付き物です。
髪の毛を明るくするにはアルカリ剤と過酸化水素を用いて活性酸素を発生させる必要がありますし、優しいと言われている植物エキスもアレルギーを持っている方だっています。
低刺激のカラー剤でも、頭皮に小傷があれば刺激を感じてしまうでしょうし、普段大丈夫だとしても体調不良やホルモンバランスの変化により刺激を感じてしまう事があります。
ここに記載した以外にもパーマやカラーを行う為には様々な条件があり、安全を簡単に宣言出来る程単純なものではありません。
151eではダメージを最小限に抑えお客様の望むスタイルを創る努力や工夫をどの美容室よりも力を入れていると自負していますが、残念ながら100%の安全は宣言出来ません。
その分、お客様の髪や頭皮の状態を見極めベストなメニュー提案を行うと共に、メリットだけでなくデメリットもきちんとご説明し、お客様にきちんとご理解頂く事が大切だと思っています。
私はカウンセリングの際に、何事も正直にお客様にお伝えする事を大切にさせて頂いてます。
髪の毛や頭皮の事で中にはデリケートな問題もありますが、遠慮して言わないでいてもお客様にとっても、私にとってもプラスになる事は何一つありません。
私も色々お話させて頂きますので、お客様もどんな些細な事でも結構なので、気になる事やご要望はお気軽にお伝えしていただければと思います。
そして、美容師にはお客様の大切な髪の毛を守る義務があります、その為には私達美容師はより学び、お客様の大切な髪の毛を守りながらヘアスタイルを楽しんで頂けるようなスキルを身につける必要があります。
151eは100%の安全に一歩でも多く近づけるよう、今後も努力を重ねより良い物をご提供できる美容室でいたいと思います。
最近美容室の甘い謳い文句による被害が多いと感じたので、本日はこちらのような記事を書かせて頂きました。
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本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。