紫外線によるダメージ②
前回は紫外線による頭皮のダメージについてのお話だったので、今回は髪の毛が受ける影響についてお話させていただきます。
前回もお伝えしたように、紫外線が髪に当たると「活性酸素」が発生します。
活性酸素は様々な物を酸化させてしまい、近年では「酸化=老化」とまで言われています。
簡潔に言いますと紫外線が髪に当たり活性酸素が発生すると髪の毛は老化してしまいます。
髪の毛が老化するとはどういうことか?
見た目でわかりやすいのが髪の日焼けです。
発生した活性酸素が髪の毛のメラニン色素を分解することで明るく焼けたような髪色になってしまうのです。
その分解されたメラニン色素の場所にはメラニンホールと言うダメージの穴が出来てしまうので傷みの原因になってしまいます。
そして、髪の毛はケラチンというタンパク質で出来ていますが、紫外線が当たり発生した活性酸素がケラチンタンパク質を構成してるS-S結合という髪の毛の骨組みのような箇所を酸化分解してしまいます。
骨組みにダメージを与えてしまうのでもちろん枝毛、切れ毛等の原因になるのですが、恐ろしいことにS-S結合が酸化分解してしまうとパーマのかからない髪の毛になってしまうのです。
パーマの1液でS-S結合の鎖を切り離しロッドを巻き形を変えた状態で2液をつけてS-S結合を再び繋ぎ合わせるのがパーマのメカニズムなのですが、S-S結合が酸化分解してしまうと言うことはパーマ液の作用する場所がなくなってしまうことなのです。
様々な弊害を招く紫外線による活性酸素、皆様は知らず知らずのうちに更に紫外線の影響を受けやすい髪の毛や頭皮を作ってしまってる場合があります。
その代表的な物が「ホームカラー」です!
ホームカラーについてはまた改めて別の記事を書こうと思っているので今回はさらっと書かせてもらいますが、カラー剤はアルカリ剤と過酸化水素水を混ぜ合わせて作ります。
アルカリと過酸化水素が混ざることによって活性酸素が発生してメラニン色素を分解して髪の毛を明るくし、活性酸素が染料を発色させて色味を出して行くのがカラーリングのメカニズム。
そのアルカリと過酸化水素というものが髪や頭皮に残留しやすく、水で流したりシャンプーするだけでは落ちません。
美容室でカラーする時は残留アルカリと残留過酸化水素は専用の薬剤で中和、除去するのですが、残念ながらご自宅では出来ません。
そうすると常に活性酸素が発生しやすい頭皮や髪の毛になっていて、そこに紫外線が当たると活性酸素が大量発生してしまうのです。
そしてもう一つ、これからの季節海水浴をされる方も多いと思うのですが海水浴も紫外線のダメージの大きな原因です!
髪の毛は酸性側に傾いてる(ph4.5~5.5)状態が1番健康な状態なのですが、海水はアルカリ性(約ph8)なので、海水に髪の毛が浸かってると髪の毛はアルカリ性に傾いていきます。
アルカリに傾くと活性酸素が発生しやすいのでその状態で紫外線に当たると活性酸素が大量発生します。
サーファーが髪の毛が明るくて毛先がパサパサしてるのは海水で髪の毛がアルカリに傾いたところに長時間紫外線が当たって活性酸素が大量発生してメラニン色素が分解されてS-S結合が酸化分解してしまったからなのです。
ホームカラーされた状態で海水浴に行くと、アルカリとともに過酸化水素が残留してるので、更に活性酸素が大量発生してしてしまい最悪髪の中身はブリーチした同じくらいのダメージを受けてしまうので、絶対やめましょう。
ホームカラーは絶対しないことはもちろん、海水浴に行って髪の毛が海水で濡れたらよく水で洗い流す、出来るだけ帽子をかぶること、そして紫外線によるダメージが気になったら美容室でのトリートメントをオススメします。
美容室でのトリートメントは栄養分を補給することはもちろんアルカリ側に傾いた髪の毛を酸性側に戻すのもトリートメントの役目。
そうすることによって紫外線に強い髪の毛を作る事が出来ます。
最後に、頭皮は帽子をかぶることである程度紫外線から守る事が出来ますが、毛先は帽子からはみ出てしまいますよね?
そこで、本日も大変長い前置きになってしまいましたが、ご紹介したい商品はこちら
「アジアンムーン」
洗い流さないオイルタイプのトリートメントなのですが「アスタキサンチン」という物が配合されていて、活性酸素から髪を守ってくれる抗酸化物質が配合されてます。
このアスタキサンチンは自然界最強の抗酸化物質と言われており、ビタミンEの1000倍、コエンザイムQ10の300倍と言われています!
活性酸素から髪の毛を守りましょう。
気になる方はお気軽にお問い合わせください(^^)
iPhoneからの投稿