ダメージさせない!残さない!縮毛矯正編

151eでは「上質なデザインは上質な素材から」をコンセプトに頭皮、髪の毛の健康を最優先に考えた施術をさせていただいてます。

その為には「ダメージの予防」これが1番です。

残念ながら薬剤を使用する技術で髪を全くダメージさせない術はありません。(まったくダメージさせないと言う宣伝文句が巷に溢れていますが、私は薬剤を使用する以上髪には何らかの負担がかかると考えてます)

しかし、正しい知識と的確な技術があればダメージを限りなくゼロに抑え、そのダメージを補いながら髪をキレイにする術は存在します。

本日は「ダメージの予防」に重点を置きながらもクセを綺麗に伸ばす151eの縮毛矯正についてご説明させていただきます。

髪の毛に還元剤(パーマ1液)を塗布する事によって毛髪内部のケラチンタンパク質を構成するS-S結合を切断し、乾燥させアイロンでストレートに整え酸化剤(パーマ2液)でS-S結合を再結合させ形状記憶させるのが縮毛矯正のメカニズム。

わかりやすく言うと歪んだ形で構成されてるS-S結合をストレートな形で構成されたS-S結合にしたいのです。

しかし、一言にクセ毛と言っても様々なタイプのクセ毛があり(詳しくは7月に投稿した「くせ毛のしくみ」をご覧ください)、縮毛矯正をするにあたり1番大切なのはクセの原因を知る、すなわち「毛髪診断」が1番大切だと151eは考えます。

毛髪診断で乾いている時と濡れてる時のクセの状態を見ます。

濡らしても乾いていてもクセの形が変わらないタイプのクセ毛の原因は毛髪成長時の毛穴の形が原因で、濡らすとクセが伸びるタイプのクセ毛は毛髪内部を構成する性格の違うタンパク質の偏りががクセ毛の原因になります。

そして、濡らしても形が変わらないタイプのクセ毛は縮毛矯正で素直にクセが伸びやすいのですが、濡らすとクセが伸びるタイプは従来の縮毛矯正ではクセが伸びにくい傾向があります。

性格の違うタンパク質の偏りが原因なのですが、薬が浸透しやすい柔らかいタンパク質の部分はクセが伸びるのですが薬の浸透しにくいかたい部分のタンパク質はクセが残ってしまい、結果が綺麗なストレートにはならないのです。

そのようなクセが残りやすいタイプのクセ毛は性格の違うタンパク質を均等に薬を効かせる必要があるので、151eでは「ダブル軟化法」という技法で対応します。

かたいタンパク質と柔らかいタンパク質は作用する薬剤の種類も浸透するまでの時間も違うので、それぞれの場所に均等に作用させる為に「ダブル(二度)」薬を効かせる工程が必要なのです。

これを毛髪診断が出来てなくクセが伸びないからといい闇雲に強い薬を長く放置してると髪がボロボロになった上にクセが綺麗に伸びないということが起こってしまいます。

このように毛髪診断は仕上がりにとても大きな影響をあたえるのでしっかりとした毛髪診断のもと151eではダメージ最小限施術を行う為に

薬剤の浸透率を上げる処理
(毛髪への負担を最小限に抑える為)

必要に応じトリートメント処理
(毛髪内部の栄養分の流出を防ぐ為、髪の毛の状態をなるべく均一に揃えてムラなく薬剤を作用させる為)

縮毛矯正剤1液塗布
(毛髪内部のタンパク質の偏りがある場合はこの工程を2度行う)

水洗後、必要に応じたトリートメント処理
(髪の中がスカスカのまま高温アイロン処理をすると髪の中が癒着を起こし、その後カラー剤やパーマ液が浸透しなくなったり水を蓄える隙間もなくなってしまうのでバサっと硬い質感に仕上がってしまうので癒着を防ぐ為、高温アイロンの熱ダメージから髪の毛を守り熱伝導率を上げる為)

8割程乾かしたのち最小限のアイロン処理
(乾かしすぎてアイロンを入れると仕上がり後の毛髪内部の水分量が少なくなってしまうので髪の中はしっとり、外側だけカリッと熱で補正する事をイメージしながらアイロン施術を行う)

縮毛矯正剤2液塗布
(ストレートの状態を形状記憶)

水洗後、過酸化水素という残留するとダメージの原因となる薬害が残らないようヘマチンという薬剤を使い除去後、ポリフェノールとリンゴ酸を使い髪の毛を引き締め髪の毛が最も強い状態でいれる等電点(ph4.5~5.5の酸性側)に整え、キトサンとオイルで多層構造の疑似キューティクルを形成しストレートの持続性、ツヤ感を高める
(過酸化水素は水洗やシャンプーでは取れないのでヘマチンで分解除去、髪の毛を引き締め等電点に近づける事で縮毛矯正後のダメージを最小限に抑える)

ドライ、ブロー、仕上げ

ダメージを最小限に抑え、ダメージの原因となる物は残さない事がお客様の大切な頭皮や髪の毛を守る事に繋がると考え、151eでは縮毛矯正のみのメニューでも最低限これだけの工程をさせていただいてます。

pagetop