シャンプー時のお声掛けを辞めた理由

美容室でシャンプーをすると『力加減は大丈夫でしょうか?』『痒いところはございませんか?』等のお声掛けをされた事がある方は多いのではないでしょうか?

美容師は学校や就職先の美容室でシャンプーの練習をするのですが、その時にこのようなお声掛けも一緒に覚え、シャンプー時にお客様にお声掛けするようになります。

このようなお声掛けにはもちろん力加減の好みや痒いところを聞く意味もありますがお声掛けをする事により「これからシャンプーがはじまります、これでシャンプーが終わります」と、言うことをお客様にお伝えする意味もあります。

私も美容師になって13年、シャンプーの度お客様にお声掛けをしていたのですが、最近お声掛けを辞めました。

理由は『お声掛けして力加減をリクエストされたり、痒い所をかいて欲しいと言われても、頭皮の事を考えるとリクエストに応える事が出来ないから』です。

まず、シャンプーは力を入れてゴシゴシ洗ってはいけません。

頭皮はデリケートなので強い力で擦ると傷がつき皮膚トラブルの元になりますし、新しく生えてきた髪の毛を抜いてしまう事もあるので、シャンプーは基本優しく行わなければいけません。

そして、シャンプー時に痒い所はかくことにより余計に皮膚の状況が悪化する事もあるので、かくよりも早くシャンプー剤を洗い流す必要があります。

もちろん、力強いシャンプーは気持ちが良いですし痒い所をかいてもらうと気持ちが良いのもわかります。

ですが、一時の気持ち良さの為に頭皮に負担をかけるのは本末転倒なので151eではリクエストに応える事が出来ません。

今まではお声掛けが習慣化されていて勝手に口から言葉が出ていたので、頭の中では応える事が出来ないリクエストを聞いてしまっているとわかっていながらも聞いてしまってましたが、この度強い意志を持って辞める事にしました。

ですので、今後シャンプー時のお声掛けは最後の『すすぎ足りない所の確認』のみになります。

お客様の中には最近お声掛けがなくなって手を抜いているのかな?と思いの方もいたかもしれませんが、このような理由があるのでご了承ください。

もちろん、シャンプー中に何かありましたら気軽に言っていただければと思いますので何かありましたら遠慮なくお申し付け下さいね^ ^

本日も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

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