正しいシャンプーの方法

間違ったシャンプーのやり方を続けていると十分に汚れが落ちていなかったり、逆に皮脂を取りすぎたり、頭皮を傷めたり、髪の毛の成長を妨げたりしてしまいます。

汗や皮脂の汚れが気になる夏本番を迎える前に今一度シャンプーのやり方を見直してみましょう。

シャンプー本来の目的は、その日の生活の中で髪の毛や頭皮に付いた汚れや皮脂を取り除く事。

朝シャン派と夜シャン派がいると思いますが、頭皮の健康と髪の毛の健やかな成長の為に夜にシャンプーすることをオススメします。

〈朝シャンのデメリット〉

・忙しい朝にシャンプーをすると丁寧なシャンプーが出来なくすすぎ残し等が多くなりシャンプー剤が残留すると頭皮が荒れる原因になります。

・夜の頭皮はその日一日分泌された皮脂にホコリ等の汚れが付着してる状態です。

人間は寝てる間は体温が下がるので、頭皮の温度も下がってしまいます。

脂は冷えると固まる性質を持っているので、睡眠中に汚れが付着した皮脂が固くなってしまい、1度固まった脂は簡単には柔らかくならないので、朝にシャンプーしても前日の汚れがキレイに取れないのです。

・髪を生み出す毛母細胞の分裂は午後10時頃から午前2時までがピークなので、その時間帯に毛穴が汚れていると成長を妨げてしまいますので、午後10時前にはシャンプーを終えていることをオススメします。

・細胞分裂のピーク後、深夜3時から午前9時頃までは髪の毛が伸びやすくするのに毛穴が開いているので、デリケートな状態なのであまり刺激しない方が良いのと、毛穴の中にシャンプー剤が溜まりやすく、きちんと洗い流せない場合が多いので午前9時前のシャンプーは控えた方が良いです。

・頭皮から分泌されてる皮脂は庇護膜という天然の保護膜を作りあげ紫外線等の外的要因から頭皮を守ってくれています。

シャンプーで庇護膜を洗い流したら再生までに6時間かかると言われており、シャンプー後すぐ出かけてしまったらダイレクトに紫外線のダメージを受けてしまいます。

そして大事なのがこの庇護膜と言う皮脂の膜は紫外線を浴びると「過酸化脂質」へと変化し、この過酸化脂質は頭皮を傷めてしまう原因となってしまいます。

最初は頭皮を守ってくれ物が時間の経過とともに頭皮を攻撃してしまうのもに変わってしまうので、夜にシャンプーをして庇護膜をすっきり落としてあげることが大切なのです。

朝シャンをすると眠気がすっきりしたりヘアスタイルを作りやすかったりすると思うのですが、朝シャンには意外とデメリットが多いのでなるべく夜のうちにシャンプーは終わらせてしまいましょう。

どうしても朝シャンが良いひとはシャンプーの時間にゆとりを持たせる為に30分早起きしてゆっくり丁寧にシャンプーしてください。

そして外出の際には帽子の着用や日傘の使用をオススメします。

〈シャンプーのやり方チェック〉

以下のチェック項目を参考にご自分のシャンプーのやり方を見直してみましょう。

・シャンプー前のすすぎは十分か?→最初のすすぎで汚れの7割は落ちると言われていますが、逆にすすぎが不十分だと汚れもキレイに落ちないので、十分にすすぎましょう。目安時間は3分くらいです。

・シャンプー剤の量は適量か?→少なくて泡立ちが悪いと髪が摩擦によりダメージしてしまうし、多すぎるとすすぎ残しの原因となってしまいます。

・シャンプー剤を直接頭皮につけていないか?→シャンプー剤原液を直接頭皮につけてしまうとすすぎ残しの原因になってしまったり、刺激が強過ぎて炎症の原因となってしまいます。手のひらで泡立ててから頭皮につけましょう。

・爪を立てたり、力を入れ過ぎていないか?→爪を立ててのシャンプーは頭皮を傷つけて炎症の原因となってしまいます。特に薄毛で育毛に力を入れてる人は気をつけてもらいたいのですが、力を入れてシャンプーをしてしまうとせっかく新しく生えてきた髪の毛が摩擦で抜けてしまうので、指の腹を使って優しくマッサージするように洗いましょう。シャンプー時間は1分程度で十分です。基本2度洗いですが、季節や汚れ具合によりシャンプー回数を調節しましょう。

・頭皮にまて泡が行き届いているか?→シャンプーは頭皮の汚れを落とすことが目的です。しっかり頭皮を泡で洗ってあげましょう。

・十分にすすぎが出来ているか?→シャンプー剤のすすぎ残しは頭皮が荒れる原因になってしまいます。しっかりすすいであげましょう。最低3分間、出来れば5分くらいすすぎましょう。

以上の事に気をつけて今晩からの正しいシャンプーを行いましょう(^^)

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